12月19日(水曜日)

入院手術後、1週間は完全に動けず、頬の移植部分の結合があり、ベットから動けず、常に天井を向いたままでの生活でありました。苦しいとか、しんどいとか、背中が痛いとかではなく、どうやって時間と苦痛との闘いを負けないで過ごすことにのみ全精力を使っておりました。

その後個室に戻り、一つずつ注射器、採尿器、体液排出器、食事注入弁などが外れ、部屋もシャワー月に変わった処です。

少しずつ食事も増え、やっと生きる意欲が出てきたところです。

昨日までは、明日を見つめて、とにかく食べること、意欲を消滅させないことだけに精力を費やしていました。

やっと、会社のこと、社員のこと、家族のことが考えられるようになり始めた処です。

そんなさ中、依田先生より抗がん剤治療の本日からの実施の連絡が来ました。もともと顎からの液だれが無くならないとできないという事だったのですが、ガーゼを外して行いましょうとの結果です。

WEEKLY CDDP(シスプラチン)を週1回×5回の予定で行います。副作用としては、吐き気、腎機能障害、脱毛、口内炎、便秘、骨髄抑制、(赤血球、白血球、血小板の減少)アレルギー反応などの症状が起きる可能性あり。

本日の放射線治療は1時間弱であった。顎の結合部分が完全に塞がっていないので、様子を見ながらの進行になるらしい。

考える力が衰弱しているのか、天井のシミが意味もなく頭に降り注ぎそうな不安に襲われる、理解不能な一瞬があります。案外、手術後は投薬の後遺症がこんな形で出るのかもしれないね。しっかり頬でもつねっておこう。

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