2012年7月19日

目覚めてから一日の戦いの長さと進歩の無さと闘い、またもや就寝前に、痛み止め、睡眠薬をナースにして頂きました。毎日顔を合わしていますといつの間にか看護婦の皆さんに親近感がわいてきます。うんち出た?小便は?てなことをすれ違う人ごとに聞かれます。まあそれはあくまで僕自身の受け取り方で、勘違いの内容でなく本来の言葉は、お通じ、小水 といったびょういん言葉であり、朝の挨拶のようになっています。

気怠い身体を起こす入院10日目の朝、顔は半分肥大したままで、4時の起床より大騒ぎ、歯磨き4回,うがいはそれ以上行い、朝の検査までに少しでも良い結果を出すべく必死の取り組みであります。垂れた左目は少しはましになったかな?右あごのふくらみは今一つひきしまらず。

もっと納得のいくまで結果はどうあれ顔を洗うしか方法はなさそうだな。

食事代わりの点滴を初めて1時間、8時40分に主治医依田二郎先生より呼び出しがありました、実は昨日からこの時間に僕は待ちに待っていました。まず、耳から耳及び右耳上下30針ほどの抜糸となる予定であったのです

不都合だらけの状況の場合、ほんの少しの前向きの変化で疲労が一度に消えるように感じるものなのだ。顔面は変形しているが、何故か嬉しい。

また、午後より鼻食道パイプを外していいかの検査に入ることが確定。勝ったね。一日中うがい、歯磨き,うみ出し,痰だしにより取組んだ結果、まずOKだろう.しばし沈黙の中で拳を握ってガッツポーズをこっそり決め、やるぞー と静かに頑張るだけだ。

飲料通過試験検査のレントゲン撮影開始、4回行い全て良好との結果を得る。これで、飲みたいときに飲みたい飲み物が飲める、プリンもフルーツも食える。なんという心地よさであろうか。

さて,お昼ご飯より流動食が出てまいりました。なんと200mmパック 明治メイン

ニューコンセプト流動食 これは残念ながらまずい、海ちゃんに2本進められたがこればっかりは飲めません。

本日夕食は、おかゆ、魚、そぼろ豆腐でありました。平気に食えると思っていましたが、食道、喉、胃とすべてが1週間の有給を与えていたので、思いのほか活動を忘れているようで、おかゆのみ食べれましたが、無理やり食べた魚では、久々の為、むせ返り、気管に入る恐れがあり、食後に熱が出て、えらい目にあいました。病気克服に於いて調子に乗るなかれ。何事も焦らず、一歩ずつ着実に進もう。焦らない、焦らない。