いつのまにか1日のなんと短い事か、私は殆ど眠っていて、気が付くとお母さんが起こしてくれる。
固形物が食べれなくなってかれこれ1週間くらいたったかしら?
牛乳も詰まり始めた。何となく、喉を通ってくれない。
お父さんが無理やり入れてくれるけど、やっぱり咽る。
身体が思うように動かないからついついできる限りの声で 助けてって 叫んでみる。
でもそんなことをしているうちにすぐ眠くなる。
眠る前に私の耳に私の鼾が聞こえるの。 半分信じられないような事態なの。
起きている時間は今はいつもお母さんかお父さんが心配そうに私を見ているから、少しでも元気にしていたいと思っているの。
それが、思うようにはいかなくて、いつもお腹は減っているのに何も喉を通らなくてイライラしてしまうだけ。
もう少しだけ甘えさせてね、
歩けないかな、、
車に乗せて貰っても病院だもの、
嫌だよ、、注射は大っ嫌い、嫌だ、、
もう少しだけ楽しかった夢を見させてもらおうっと。
1日中誰かの気配を感じています。
昔、子守唄を聞かせて貰った記憶があるんだけど、
何かなあ そんな頃の記憶がトランプみたいに捲れては心が和んで来るよ。
いつまでも背中をさすってもらって眠りたくなるわね。
たのしい思い出が折り重なって、瞼を閉じさせていくのかもしれない。
ちょっと眠らせてください。
少し元気を取り戻すから。
む む ん、、