朝から雨で、薄暗い空が窓からのぞく中、5時半すぎて目が覚めた。それもシャキッとしてでなく朦朧としてだ。
結局先生の回診7時前までごろごろしていたのである。
ご飯のおかずがランクが上がり、食べれるかどうかの瀬戸際である。朝、昼共にあまり食べれなかったのであるが、夜はまずまずであった。簡単な話が、おかずによるところの比重が大きすぎると云うことだ。おかずがまずければ食べれない。
退院する為に少しでも元気にならねばと考える。
醤油だろうが、ソースだろうが塩でも何でもいい。味が良くなるのであれば口にしよう。生きるために、口に食べ物を運ぶのだ。誰のためでもなく、自分のために行うのだ。諦めないで、前を見よう。