胃を切った後の生活 

胃の切除は簡単に言えば、胃がんで切除の場合、少ない場合で三分の二、重い場合では全部摘出、又、食道除去による胃での補助などであるが、まずは、栄養士や看護婦が少量で回数を5回から6回に分けて食べて欲しい旨を患者に告げる、ましてや僕の場合は、放射線治療で右頬の移植、なおかつ術後2週間に渡る口をあけてはならない事態で、ほぼ口が固まり、全く口が開かないのである。

当然術後は流動食、鼻からこぼれる、気管に入る、せき込む、あらゆる事態が食事の弊害になり、こうなると栄養を何でとるかに関わってくる。

まず、手術後はしんどいのと苦しいのを当たり前としなければならないのだが、腹痛と下痢、逆流性食道炎が頻繁に自然に起き胸や背中を針で刺されたような痛みが走り、僕の場合はもう一つ、頸の右部分の筋肉除去がある為、肩から頭まで常に鈍痛、痺れがある中での追加の痛みに襲われるのである。簡単に言うと、相当病気と闘う意思がないと、気が狂うのではないかと思うぐらいの痛みと痺れ、動かない身体に憤りを感じないでもない。

がしかし、そこで海ちゃんの応援がすこぶる僕の人生、生きざまにとても大きな影響を与えてくれるのである。

消化器内科医の方たちがさまざまな意見を言ってくれるが、術後というものは、手術により、例題が無い場合があり、それが僕の場合であり、半分はモルモットに近いくらい今後の変化を体系化出来ないか記録を残したいぐらいのものなのだ。

定期的に、内視鏡検査、ペット検査、CT検査、血液検査が大体四半期毎に行われる。

自分で思うのは、特にCT,内視鏡、放射線の待合で様々な患者の方と待っている間に夫婦で来ている患者さん、親子で来ている患者さん、僕のように一人の人、様々な方の苦悩が見え隠れしているのである。

現在では、消化器外科医や栄養士らで「胃外科・術後障害研究会」も出来、胃を切除した患者の方などは、日常生活を快適に過ごす為の小冊子までが出ている。

僕が未だ闘っているこの状況を、しょうざんの中道先生とか赤あんどの先生とか、整体の江村さんとかを交えて、いつか文面にまとめれればあらゆる場面の患者の方が元気になるやも知れないと思うのである。

全ては、経験に基づく心の在り方は意義があるし、綺麗ごとにはならないであろう。やはり、病気とか治療中の人は気持ちがなえている場合があり、素直にうなづけない場合が多いと思うのである。

応援、協力してくれる人が常に周りに居てくれたこと、これは僕の大きな財産であり、幸運という運を運んでくれているのだ。ありがたや。

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