2012年7月31日

本日で耳鼻咽喉科は卒業になります。とりあえず体調は回復路線をたどり、薬とリハビリでの取り組みの新たなスタートになります。次回の、外科での食道の手術を控えた状況ですが、とりあえず明日退院をします。心置きなく宿便を出すべく座薬を入れ綺麗さっぱりとしました。看護婦の村田さんがたばこの心配をしきりにしてくれていました。やめる気がさっぱり無いのが駄目なんですかね、中田次郎先生の受診があり、最高の処置が出来ているそうである。頼もしい限りだ。しばらくは不便だろうが必ず何も問題はなくなるとのこと。次の食道手術も最高の処理を施すらしい。迷わず信頼するいがいないであろうが、ままよ。もう一度入院があるので、海ちゃんにもあと一頑張りをしていただくしかないのである。今日は静かに休もう。明日は少しでもミルキーに元気な顔をみせてやらないとね。魚も焦っているであろう。3階をリラックススペースにするしかないであろう。当分仕事も3階で行うしかないね、会社は必要最小限度にするしかない。

まず回復をすることが必須、それからのことは又後で考えよう。焦らない、じっくりと自分と向き合い、病気と闘わなければならない。

今回の経緯に、関わってくれた方達にお礼申し上げます。

2012年7月30日

オリンピックの話だけの気がして少し気持ちが悪い気がする。毎日いろんな状況が在るのだが、感覚、意識が見過ごしたり、変に病気をしている人間の目になっていることが自分でとても嫌に感じる瞬間がたびたびあるのだ。

日黒病院は非常に看護婦の教育がしっかりしているようにやはり思う。連携であったり、伝達であったり、なるべく患者のやる気、直そうとする意欲の引き出しを若い看護婦を含めしっかりやっている方が多いように思う。

やる気だらけの僕は別にしても,日一日と過ごす過程においては気持ちがなえることは誰にでもあるはずだ。看護婦の一声、手助け、背中をさする、食事を食べてくれたかの問いかけをするなどさりげない一言の問いかけ、笑顔のあるうなずきと、今までの僕の経験では非常にレベルが高い気がする。もちろんピンからキリまで人によって変わるのはどの世界も同じであるが、全体的に整っており協力体制が在るように感じ 居心地は至っていいところであり安心できる信頼感を感じる。ただ単に僕の周りに居る看護婦がとてもよかっただけの可能性は無きにしも非ずであるが、、、ほめすぎか?

本日のリハビリは約3時間に及んだ。頸も顎も痛い。少しでも動かしておかないと、動かない気がしてならない。オリンピックの柔道があるから何とか気を紛らわせながら時間をごまかせたな。夜中の2時ごろまで我慢をし応援しながら最後まで柔道を観戦し、痛み止めと睡眠薬を取り急いで寝た。肩が痛いのと頸、顎が痛いのでどうなることやら。

しかし柔道は凄かった。おめでとう、ワイルドな松本薫よ。

体調管理や心理的な重圧など、相当なプレッシャーを乗り越えてのメダル獲得はまさに称賛の極みである。

2012年7月29日

朝早くから水泳の北島の予選と準決勝を見て興奮していました。今回のオリンピックは鼻からゆとりも何もない非常にハングリーな勝負が展開されています。みんな頑張れ、後悔しない勝負をしろとしか言えませんね。

今朝から体調があまり良くなく、家族の手前、少しでも元気な姿を見せたいのだけれど、痛み止め、歯磨き、鼻掃除などあらゆる手を打っています。津っちゃんと海ちゃんが来てくれた時にはまだ痛い最中でしたので気張った処で元気があまり出ませんでした。お昼をみんなで食べ、転寝の最中に、大和田さんが、化粧品スプレーの試作を持ってきてくれました。8月2日にはかっこが付きそうです。36度近い外気の中汗だくで大和田さんが来てくれたのはびっくりです。せめて、事前にメールでもくれればいいのですが、大和田さんらしい行動です。ちゃんと食事のことも考えて、知らずと舞昆を持ってきてくれていました。みんなで猫のことなどを話してくれてほっとしています。ここの所口の中が在れてひどく痛みも伴い言葉を使うのが非常に苦しくて、うまく口が動きません。もっとこってりとリハビリをしないとやばいですね。

触れたくはないオリンピックに意見をさせて頂くとしよう。女子柔道の、福見友子、また4年を費やした中村美里 共によく頑張ったのではないだろうか?確かに希望のメダルは取れなかったが、今までの努力と一挙手一投足に思いが込められていると思う。みんな素晴らしい、だから感動もあり、涙もあり、元気をもらうのだ。海外の選手も含めて素晴らしい瞬間を目の当たりにして興奮冷めやらずと云った処か。本日の夜中のハイライト、北島康介はベストの泳ぎで5位であった。それはそれで素晴らしい結果であったと思われる。

痺れと、冷めきった身体が興奮で少しでも熱くなるのが嬉しくて仕方がない。

楽しく感じる、笑える、そんなひと時に飢えている。

ちょっとでも、僕も頑張るぞ と云うところに心を持っていきたくてしょうがないのだ。

2012年7月28日

朝からロンドンオリンピックの放映が行われています。時代と共に変化するのは仕方ないでしょうが、開会式があまりにショウになり国を挙げて何を言いたいのか疑問です。なぜこんなお金おかけますか?理解できません。選手たちはこのイベントの間待ち続けるわけですか?世界に向けた発展状況のごり押しでしょう。現在の若者が加わり健全な運動を通じたイベントにする行為はいいものとは思いますが、今後のオリンピックの在り方は一から考え直しが必要ではないでしょうか。2010年にもなって、新たな展開を考えるべきでしょう、いずれにしてもひどいものです。選手が競技どころではありません。最高のパフォーマンスができる下準備が足りないと思うのは僕だけですか。協議委員会自体が金満活動の呈をなしているからそこから変えねば難しいでしょうね。

本日は、今治から津っちゃんがお見舞いに来てくれました。海ちゃんもなんとなく元気になって見えます。

病気のことを一杯調べてくれていました。有難いのですが、意外にたばこについて家族全員が反論があるようで困ってしまいます。

さて、オリンピックでは、水泳の北島君が予選を泳ぎます。他にも見所がいっぱいあると思います。出来ればリアルタイムで見ておきたいものです。こんな病気の時しか見えないよね。ただ、今回は、福見の柔道では、人生を考えさせられるものがあるね。彼女の27年間、柔ちゃんを倒しての10年間がどう消化されたかわかる心は持ちたい、それだけである。

皆頑張れ、その瞬間が素晴らしい感動を引き連れて行くのである。体操も楽しみだ。

陸上は、もう少しフライングに対する対応は出来ないのかな、あまりにも近代の競技での対策が遅れているように見えるけどね。幅跳び、三段跳びの踏みきりも柔軟な対応は無いものだろうか。

海ちゃんと、津っちゃんが帰宅します。やっぱり何となく嬉しい一日でした。

有難う、負けないで、頑張ります。心の中で反芻する言葉はいつも自分が前を向けるようなおまじないであり、定期的に心が折れない、腐らない、しおれないが為に必死で起き上がる精神、神経の杖のような気もする。

2012年7月27日

会社の件で、朝からバタバタしています。様々な書類、印鑑を押さねばならない物などが累積していて、印鑑を何処かで責任者を決めて預けないとと思っているのですが、じっくり精査してみましょう。右あごが朝から痛く、腫れの引き具合が非常に悪く、昨日より腫れていそうです。歯磨き、鼻洗い、舌洗いを懸命にやるよりほかわなさそうですね。

今日は病院内がとても静かで、看護婦の方も患者数に合わせればギリギリかもしれませんね。確か今日は土曜の丑の日です。ラジオ、テレビ共に盛んにウナギで盛り上がっています。世の中暑さにめげず、不景気にもめげず、ウナギで元気になりましょうという感じなんでしょうね。退院したら、目いっぱいウナギを食べてやるぞ,待って於きなさい、東京築地のウナギは上手いし、高知の四万十川下流のウナギも上手いんだなほんとに。食道手術後まで待たないとだめかな?もう少し良くなれば海ちゃんに買ってきて貰おう。そうでなければちょっとさみしい。やっぱり季節感のあるものも食せるものは口にしたいと思う。看護婦が4日間の宿便に対してこれはまずいと判断し、弱めの下剤をくれました。やっぱり抗がん剤が滞留したり、便が出ないのはまずいんでしょうね。ただし世間一般の意見を言いますが、この病院というのではなく、一般的に病院食は大したことはないし、食べても痩せますよ、胃腸さえ丈夫であれば便秘は間違いなく起きるだろう。なぜなら、ご飯はどんぶり半分、おかず卵料理少々、芙しか入っていない味噌汁、豆腐4分の1丁大体これが基本です。一般所得の負担金で260円ですから、所得の低い人は140円、120円ですよ。無茶なぜいたくは通りません。しかし、世間が言うほど食材に苦労していますかね、工夫をしているのでしょうか、少々疑問です。魚はほぼ、鱈ですし、一週間食べると、大体のメニューが想像付きます。

ひょっとすれば、僕の病状でのおかずが一般の患者より程度の低いものを体調に合わせている可能性もありますが、どの食事もそう大きな差は無さそうです。

入院患者の分際だからこその的を得た意見でしょう、如何なものか。

仕事の都合で、山口さんに来ていただかなければならなくなりました。印鑑及び書類提出が必要らしく来院してくれます、ついでに、ノラジョーンズのCDもお願いしてしまいました。

気持ちが紛れますのでね。有難い事です。

やはり病気とはいえトップ不在のやりくりは大変です。まだ数か月あれこれ迷惑を掛けないとしょうがないですね。みんなのおかげです。

仕事は、引き際が肝心です。とにかく健康な精神と、強靭な肉体の欠片でも取り戻さなければしょうがないですぞ。

2012年7月26日

入院して気が付けばあっという間の17日目、たばこも吸わなくなって気が付けば35日になった。ただ、たばこも、お酒もやめる気はない。治るまではしないことと、これを境に喫煙場所は考えたいと思う。

途中で考え方が変わることもあろうが、今は嗜好は大切にしたいと思うのである。お医者さんからすれば、お前は死にたいのか と云われそうであるが、完全に治して,元通りの生活をしたいというのが本音である。

今日から全粥になる。病院の中で先の見えない格闘をしていると、食べ物が変わるくらい嬉しい変化は多分存在しないと思う。本当に良かったと思える瞬間なのだ。おかずも少しずつ変更していくはず、料理自体減塩のような食事、流動食に毛が生えた食事から少しでも献立が賑やかになる手筈はついた。人間あきらめないで取り組めば何かしらのご褒美、新しいチャンスが生まれるのだろう、とにかく喜びはひとしおであります。人とのコミュニケーションが取れるように慣らさないと、普通の会話が出来ない現状では、単なる呂律の回らない酔っ払いよりも劣る現状だものね。回復は焦っても始まらないし、顔の下半分は思いっきり下膨れである。焦っても、顔の腫れは引かない。9時間に及ぶ手術の痕がそんなに早く治ること自体おかしいよと納得はするものの、そこでももがいて勝手に苦しんで、勝手に落ち込んで、一喜一憂を繰り返し、立ち直りしつつ、毎日の格闘でどこまで治るやら、、、

やはり、今までの睡眠不足が響いたのか、とにかく一皮むけません。睡眠をを取ろう、体を自由に出来ればいいのだが、今は頸、腰、肩に異常な痛さと痺れがあるのでなかなか熟睡できない状況であるが、今は感染症に絶対にならないというのが一番で、常に歯を磨こう、のどちんこを綺麗にしよう、口の中は特に細菌が発生しやすいと言われている。毎日気が付くとうがい液での口内うがいをするのが日課というより時課の方が解りよいよね。

会社のいたるところにひびが入っています。簡単な話で、突然の事態と云うものが世の中には存在する事も在るわけで、それぞれが自分は社長の不在時ちゃんとやってると思っているからです。予測とかと不慮事態との格差は思いのほか大きく、僕自身も突然入院などに対処する方法は持ち合わせていませんでした。資金繰りも含め、顧客管理、社内管理はもともと各取締役が行っているのでそれほどの歪は無く大改革を皆が取り組んでくれていますが、至急の事態と云うのが、予想を超える大きな課題を山積しています。

僕の印鑑をなくすのが一番でした。みな責任は最後は持ちたくないでしょうが、そんな世の中はなくなるでしょうね。企業が存在するだけで、有難いものです。

社内でも、対話が大切ですね。

2012年7月25日

当初、入院前は7月25日が退院予定日でした、がしかし、まだ半粥がやっと流し込める様に成ったまでで、顎、肩、頸あらゆる状況、リハビリの進行具合を考えるとまだまだですね。

主治医の織部先生に相談し、8月1日、食道除去手術日程の出る日に退院と決めました。多分入院手術の告知日なので、多少なりと娑婆で、外気に触れることと、愛犬ミルキーの相手もしてあげないと悲しいですね。日黒病院の看護婦さんは非常に親切で、少しでも僕の力になろうと頑張ってくれています。耳鼻咽喉科であり担当医のグループなどにも上手く入れたのかもしれません。人によるのかもしれませんが、本当に看護婦の方々に恵まれています。

毎日、病院の中の一コマが、通過しなければならない必然であり、現在の生活の精いっぱいの一部で、人生を一休みしたい気持ちと、息が詰まる逃避したい気持ちとがダブルで作用する瞬間との格闘が頻繁に僕の心を支配しようと悪戯を仕掛けてくる。本当に懲りない奴らで幾度も挑んでくる。精神的には悪循環に近い底なし沼ですな。楽しく笑う事が今は出来ないのである。それもとても悲しい。顎が痛くて、喉、頸に響いて本気で笑えないから悔しくて仕方がない。どんどんまた新たな棘が僕にしか見えない厄介な棘が増えつつあるような気がします。

海ちゃんが怒りすぎであることを良く云ってくれます。もちろん理解をしています。もう少し物わかりのいいおじさんになってみようかな

今日は天神祭で、病院の窓から見ています。

まず、スケベであること、腹が減り卑しいこと、好奇心旺盛であること、遊びたいという自分にたどり着かねばならない。聖人のような感覚では、つまらないよね。

少しづつ、変わっていくぞ。

ほうねんくん、くじけるなよ、後ろを向くなよ、足元と前を見ようよ。

明日は誰にでも同じ太陽が降り注ぐのだ。

朝はみんな同じ空気を吸うのだ。

特別な物は無いよ、あるのは逃げない自分だよ。

2012年7月24日

朝から、昨日の薬、痛み止めと睡眠薬のおかげもあり、久しぶりに5時間は寝れています。

なぜか朝飯奮闘後、主治医チェックで来週一時退院をする旨伝える。クレメンティーヌを聞いていると、こっそり千田ばあさんがお見えになる。朝9時日黒病院での検査の帰りとのことだがありがたいようでかなわないのが現状である。一般の手術ではないので、現状を人にお見せするのはあまり好まない。何ともお見せできる容姿をはるかに超え、大病を絵にかいたような様は如何ともしがたい。回復をして元気になった顔を見せるのであれば問題はないのだが、多少勘弁してもらえないだろうか?なるべく隣近所にも僕の情報流通は最低限度にし、噂を立てられぬ様情報遮断してあるので、さらりと流してくれる方がありがたいと思います。朝から担当の村田さんが一生懸命しゃべりながら、背中をマッサージして湿布を張ってくれていました。海ちゃんもいつも足をさすってくれたり肩をもんでくれるのですが、誰にして頂いても、弱った体に於いては本当に痛いので困りますわ。夕方マージ君から会社に来ている葉書及び書類を持ってきてもらいました。別れようとするときに、山中会計の会長と岡田さんが来てくれて、今後のこととか、取田 の処分について話しました。世の中、様々なことが起きるものです。特に、企業に於いては、金銭に関わるチェック体制は十分注意を払わねばならないと、つくづく感じている。近頃では、政治家、市役所の人間が相当の不正、死と不明金が発生しており、世の中の不況と、利権に関わる不正と、様々な問題が横行しているのだ。やはり、全てが人事では済ましてはいけないし、何処にでも隙さえあればカビの如く氾濫していくものであります。ここまで、いろんな話をちゃんと話せて、合間では開口訓練と頸部リハビリの頑張りすぎ最後は痺れる舌もほぼ麻痺状態となりヘロヘロでした。とっても疲れ、就寝前に河島英五を歌う気力はありませんでした。英五君は実は年齢が僕と同じなのです、ついつい四国のお遍路をしたこともあり、親近感が湧きます。彼は早くに亡くなっていますが、残念です。とてもいい歌が多かっただけにもっと製作をして欲しかったですな。何にせよ明日は頑張るかな。

2012年7月23日

なんと、生涯生まれてこの方、初の病院での誕生日を迎えました。

海ちゃんからの誕生日のケーキのかわりが、プリンでした。何せ、食べれるものが限られており、あれこれ口を通りません。朝一番の献血を食事前に行い、手術後の検査をしました。主治医から、今週中には退院は可能にはなりますとのこと。問題は、リハビリ及び何かあった時の処置であろうと思いますがどう考えても現状は不安が先ですな。こちら日黒病院の看護婦は非常に僕のことを考えてくれて今後の取り組みについて教授して頂く、痛いのは当たり前、少しずつ今からリハビリをしないと、口が大きく開かないという大問題が1点、頸及び肩がきれいに動かなくなるというのが2点目、とにかく毎日1分間の5回を取り組むことにすること である。必ず、無理をしないで少しづつ取り組む事、毎日決めたリハビリを仕事にすることですな。まず初日を終えて、次の日は時間3倍、取組み回数2倍を新たな目標にしようと思う。注意を受けて、それ以上の良い結果にはなったためしのない僕は、アドバイスの倍が最低ラインであろう。福岡の仕事が8月2日には打ち合わせが必要なようである。ちょっとこまったね。話が上手く出来ない現状で、しっかり相手に話せないと大変なことになりそうで時間もあまりないわいね。

新しい口内清浄器ナサリンの購入を指摘されトライをしましたが、うまくいきません。主治医の言うには、修正喉ちんこの裏側に汚れがたまるとのことで、鼻からナサリンを入れ

口から出す作業だが、半分以上は鼻から出ます。看護婦にも確認したけどそうなるでしょうとの結果、あまり無茶を言われてもね,出来ることと出来にいことがあると思うよ。

またもや、新種の訓練器具、注射器で口を広げる訓練を本日より取り掛かる。はっきりこれは後の痛みのぶり返しがすごい。慣れるしかないのでしょうが。

本日最終に、山口さんと、マージ君が来院する。中国からの報告と、今後のスケジュールについて打ち合わせをする。やはり大阪を含め、様々な苦労を掛けていることに心に引っ掛かる。

取田の件も早く処理するに限ります。何があっても、毅然とした処理にするしかない。

ささやかなバースデープリンを海ちゃんと差し向かいで食べる。

最初で最後にしたいものだ。病院での誕生日おめでとう もしっくりこないし、慣れたくもない時間と空間であることは間違いないのだ。

2012年7月22日

今の状況から抜けるまでが大きなハードルでしょう。今の体の調整が何処まで出来るかが大きな仕事となります、全身の痺れと痛みが良くなること、および口の動きが大きくできること、頸、喉、術後部分が完治することがすべてである。

この簡単な表現の実態が、あまりに巨大で、自分に乗し掛かってきて押しつぶされそうになる。

毎日少しずつ口を開け歌を歌うとか、頸の痛みを和らげる為肩を回すとか、あまりに様々な個所に不具合が在りすぎて、如何ともしがたい状況であるが、頭痛が耳鳴りと共に夏の蝉の如く響くというリバウンドがすごい、きつくてもする以上やりつくすしかないが決してへこたれまいと思う。これからの人生の分岐点ではあまりに自分の思考選択期間が短く単純に言えば提示される手術、対処は知識もなく受け入れて発生する結果やそれに伴って始まる不具合に全身全霊で対峙する以外選択権は存在しないし、自然に任せれば全く持って先が見えないという空恐ろしい結果が確実である、便宜的な医師の対応、質問に対する返答もその場しのぎの感が大きい。あくまで病院と云うところは、癌を手術で除去するだけ、そして少しでも手術結果のデーターが全てであり、世間に対する評価の発信に重きを置いているのが解ってきた。自分の事は自分自身で戦う以外は無く、心してかからねばならない。

本日は雨交じりの早朝から次第に天気も良くなり、温かさも合わせ、眠い日中であります。

睡眠不足の為、海ちゃんが居てくれ安心のこの時間帯は、自然と瞼が閉じそうになってきます。

何から何まで慣れない日中の行動で、海ちゃんも見るからに半分死にかけの姿態に滅入っております。気持ちを切り替えながらしっかりしないと、どこかでかんしゃくとかも起き、やりきれなさとのせめぎ合いのはざまでつぶれてしまいそうでまずいですな。ぼちぼちに濁点を入れるくらい頑張るか。

きりの無い世界に、光明を捜し作り上げるのも、相当な戦いが必要な気がします。計画以前に、とことんやりきる精神力以外は必要ないかもしれません。ただ、何処までもおれない心と負けない、めげない心を持ち続けることが生き抜く手段、すべなのである。

やってやるぞ、負けないぞ。